学校長からのメッセージMessage

新中学校1年 保護者会挨拶

本日はお忙しい中、新中学1年の保護者会にご参加賜りまして誠にありがとうございます。また、平素は本校の教育活動にご協力、ご支援賜り誠にありがとうございます。
今年度も1学期当初より、新型コロナウィルス禍の影響を大きく受けて、平常授業及び学校行事が深刻な状況になりました。4月に新型コロナウィルス感染防止のため「緊急事態宣言」が発出され、事態の好転が見られず延長、再延長され、やっと、6月20日に解除され、今現在は「まん延防止等重点措置」に変わりました。この間、学校は時差登校、45分短縮授業を基本に原則通常授業を実施いたしました。しかし、発熱、体調不良、登校不安の生徒には家庭学習をしていただき、欠席扱いとせず、出席停止扱いにさせていただきました。その生徒に対しては対面授業をそのまま実況中継、ライフ配信させていただきました。つまり、全学年、全クラスが授業参観の状態になりました。この件に関して保護者の皆様方、生徒から全くクレーム、ご意見もなく、むしろ、感謝のお電話をいただいた状況でありました。このような結果になったことは偏に保護者の皆様方のご協力、ご支援があったからであると心から感謝いたします。
新型コロナワクチン接種がかなり進みやや状況が好転していますが、完全には感染拡大の収束には至っていません。今後も、生徒の健康、安全を第一に考え、学校運営に取り組んでいく所存です。ご家庭におかれましても、感染防止対策の励行を促していただければ幸いです。
授業に関しては通常授業に戻り、行事等については感染拡大防止に努めて予定通り実施する予定となっています。ただし、7月21日から2泊3日の林間学舎を感染防止のため11月15日出発で1泊2日の行事に変更いたします。状況を判断して決断いたしました。ご理解いただければ幸いです。
さて、改めて、お嬢様のご入学おめでとうございます。あまたある中学校の中で本校に通うっていただけることについては身が引き締まる思いです。中高の6か年は青春の真只中です。二度と戻ることのない大切な期間です。青春の全てをかけてこの学校で学ばれることになります。私たちはしっかりとこのことを受け止めて、「大谷で良かった、大谷で学べて良かった、大谷で幸せをつかんだ」思っていただけるよう、精一杯の指導に当たっていきたいと思っています。今後もご協力、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
お嬢様が入学されてから約四ヶ月経ちますが、順調な中学生活をスタートすることができたでしょうか。学校として一番気がかりなのは、新入生の皆さんに早く中学校生活に慣れていただくことです。中学校での学校生活は小学校とは大きく異なっています。まず、通学経路が異なり、徒歩だけでなく、電車も、バスも利用することになります。これだけでプレッシャーです。お勉強でも小学校では担任の先生が全ての教科を教えますが、中学校では全ての教科を一人ひとりの先生が教えることになります。また、クラスでは、ほとんどの人とは初めてのかかわりで、これから徐々に友たち関係を作っていかなければなりません。お嬢様方にとっては今が一番ストレスの溜まる状況になっています。
しかしながら、このような環境の中で、小学時代と違って、少しずつ、人に頼らず、自主的になって行動することは大きな学びにつながると思います。
六か年教育の中で、一番気を付けなければならい、難しい学年は中学一年、二年です。この時期に、学び舎である学校生活を通して、学ぶ姿勢と仲良しになれる豊かな魂を育んでください。基本的な生活習慣を身に付けていただければ、必ず大輪の花が咲くと確信しています。
中学一年生で、大切なことは、健康に気を付けて、欠席、遅刻、早退しないことです。毎朝、早く起きて、きちんと朝ごはんを食べ、学校ではお友達とおしゃべりして、お弁当を食べて楽しく過ごし、帰りは仲良く友達と一緒に帰ることです。さらに、大切なことは、授業を大切にし、先生の話にしっかり耳を傾け、課題を丁寧にこなし、提出期限を守ることです。そして、朝出かけるときは「行ってきます」と大きな声で、帰宅した時には「だだいま」と元気な声で言えるような楽しい、充実した学校生活を過ごすことであると考えています。
保護者の皆様型に置かれましては、学校生活はお嬢さんたちが主役です、どうか、傍らから客観的になってお嬢様の成長を見守っていただきたいと思います。
お子様の成長には、私たち大人の関わり方が大変重要であると思います。特に、保護者・ご両親と子どもの関係は子どもの成長に大きな影響があります。『「親子の話し合いがよくできている家庭ほど、子どもは自分の将来に対する意識が高い」という調査結果があるように、ご家庭での対話は大切です。
保護者が我が子どもに関わる姿勢は子どもの成長に合わせ四つのステージがあるといわれています。
1.乳児のころは、決して肌を離さず。(常に、肌の温もりを与えてください)
2.幼児のころは、肌を離して、決して手を離さず。(常に、手を引いてあげてください)
3.思春期のころは、手を離して、決して目を離さず。(常に、見ているよと言ってください)
4.青年期には、目を離して、決して心離さず。(常に、心は一緒にあると言ってください)
「いつも、あなたの側にいるよ」という姿勢は子ども達に安心感、心に安らぎを与えます。
保護者の皆様方には『子どもの話をよく聞いて、受け止め、基本的には肯定的にとらえてあげてください。』とお願いしています。
今、私たち大人が携わらなければならない範疇は、まさしく、手を離して、決して目を離さずの思春期の子ども達です。すなわち、子どもの自主性を重んじて、子どもを客観的に眺めて、個性を見つけて、その個性を引き伸ばすことが大切であると思うのです。生徒が主体的に行動し、それを保護者の方々、私たち教師が温かく、客観的なって見守る三位一体がベストの教育環境であると確信しています。どうか、学校を信頼していただき、何よりも保護者の方からのご協力が最高のサポートになります。是非、何かあれば、率直に意見を言っていただいてご協力いただければありがたいです。本人、保護者、学校 この三位一体が上手くいってこそ、よい教育が生まれると思っています。
中学校、高等学校の6年間は長い道のりです。しかし、振り返ったらあっという間の時の流れです。お嬢様たちが、与えられた大谷中学校の環境の中で、今を大切に、今を無駄にしないで努力されることを期待しています。この大切な期間でただひたすら高い偏差値だけを求めることなく、心のフレームを大きくして、やさしく、かしこく、うつくしい女性に成長されることを心より願っています。これからの6年間、どうぞ、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
さて、新たな取り組みについてお知らせをさせていただきます。今後の教育環境の充実を目指して、中学校1年生より、これまでよりも柔軟なコース選択ができるように新たなコース選択ルールを設定いたしました。特に高等学校1年次には、医進コースをセレクトS医志コース、セレクトS理系(ハイレベル理系)に改編し、発展的に新たなコースを設定する予定です。また、高等学校2年次には、特進コースにセレクトS文系(ハイレベル文系)を新たに設定することになりました。このコースはこれまでの特文(特別文系クラス)に相当するコースです。
本校はそれぞれの個性を重んじて、それに合う進路指導を目指し、進路実現に繋げたいと考えています。一人ひとりの個性はとても大切です。個性を見つけそれを伸ばすことが教育の永遠のテーマです。
中学3年間で、どのコースの生徒もしっかり勉強していただいて、未見の我、自分しかない個性、特徴に気付いて、それを引き延ばし社会に役立とうとすることを目標に進路選択をされることを願っています。このような意思をもって中学生活を歩んでいただき、高等学校ではどのコースに進めばよいのかの判断の源泉にしてほしいと願っています。
この後、進路指導部から、また、学年主任の方から詳細説明がありますので、お聞きください。よろしくお願いいたします。
今後も引き続いて、本校の教育活動にご協力、ご支援賜わりますことをお願い申し上げます。本日はご来校ありがとうございました。

(令和3(2021)年6月23日)