女子教育の理念と実践  受け継がれる大谷の教育

大谷では創立以来、親鸞聖人の教えに基づいた宗教的情操教育を、教育の根幹としています。

次世代の命を育む女性には、豊かな教養と思いやりの心が求められます。人間の命は、さまざまな人の支えによって互いに生かされているものです。本校の教育を通して、命の大切さを学ぶとともに、さまざまな物事に対して感謝する心を育みます。

本校では「やさしく かしこく 美しい女性」を育むためのしつけ教育にも力を入れています。

宗教的情操教育を根幹に、豊かな知性と感性を育みます。

華道・茶道

感謝の心を大いに育む「宗教教育」

「朝に礼拝 夕に感謝」という校訓のとおり、本校では、さまざまなものに感謝し、自然と頭の下がる人間を育みたいと考えています。生徒一人ひとりが自分と向き合い、自分が生かされているということに気づくことができるように宗教教育を実践しています。さまざまな宗教行事や宗教ノートでの対話を通して、生徒たちの成長を見守ります。

仏教の教えにふれる「宗教行事」

浄土真宗大谷派の関係校である本校では、週1回の「講堂朝礼」や「宗教」の授業のほか、年間を通してさまざまな宗教行事を実施しています。親鸞聖人のご命日のおつとめである「報恩講」や釈尊降誕を祝う「花まつり」、春と秋の「朝拝会」などです。

「宗教ノート」

「宗教ノート」は、宗教の授業内容をまとめるだけではなく、生徒自身の意見や感想・気づいた点を記入し、教員に提出します。担当者は生徒の思いに寄り添い、アドバイスを書いて返却します。大谷生活6年間のこころの成長記録でもあります。

「生活指導」を通してマナーを身につける

本校では、宗教的情操教育を根幹とした生活指導を行っています。服装や言動など生活習慣の乱れは、学力の低下にもつながります。

予防教育の一環として、生活指導担当や担任などが一体となって、きめ細やかな身だしなみや通学時のルールに関する指導を日常的に実施しています。集団生活の中で自己を律する力を養うとともに、社会で役立つマナーを身につけることを目標としています。

学校いじめ防止基本方針


週に一度の「講堂朝礼」

週に一度、学年が一堂に会し、荘厳な雰囲気の中で、仏さまの前で朝礼が行われます。

1日のスタートと終わり「朝礼」「終礼」

大谷生の一日は、朝礼での校訓唱和・讃仏歌斉唱と合掌から始まります。終礼時にも瞑目・『恩徳讃』斉唱・合掌をし、今日一日を振り返って感謝します。自己の内面を見つめるかけがえのない時間として大谷では創立以来大切にしています。

一礼で気持ちを切り替える「登下校時の一礼」

生徒は、登下校時には校門で一礼をします。「今日も一日お願いします。」「今日も一日無事に過ごせました。」という感謝の心を表す習慣の一つです。

ものを大切にする心を養う「清掃」

生徒が毎日生活し、学ぶ場である教室や廊下は、自分たちの手できれいにします。ものを大切にする心や感謝の心を養います。